地域伝統文化総合活性化事業
地域伝統文化総合活性化事業における本校の取り組みについて、新聞で取り上げられました。
その記事をご紹介いたします。
日本書道藝術専門学校 筆から伝統文化学ぶ ――文化庁事業講習会に40人――
文化庁の「地域伝統文化総合活性化事業」に取り組む伊東市吉田の日本書道藝術専門学校(石橋智子校長)は27日まで、同校で書道講習会を開いている。3科目を一般市民延べ40人が受講。筆を通して日本の伝統文化に触れている。
文化庁の事業は歴史的文化遺産を活かしたまちづくりや伝統文化の継承と活性化を図るのが狙い。本年度から始まった。第1次公募に全国から518団体の申請があり、205団体が採択された。県内は5団体。同校は市を中心とした書道活性化プランの一環として講習会を実施。一般を対象に昨年11月から「写経」「古典」「かな」の3科目を開講し、同校の教授が指導している。
このうち、古典は王羲之(おうぎし)といった中国各時代の名書家の漢詩を教材に基本の楷書から始め、中級向けの行書を学んだ。石橋校長は「消えゆく日本の書道を復活させたい。子どもだけでなく関心を持つ一般市民も学ぶことで伝統文化を大切と思う気持ちを育みたい」と話した。
同校は1979年に開校。翌年、第1回全国公募千字文大会を開く。2006年には市とともに全国初の書道教育特区を立ち上げ、指導を委任される。昨年まで文化庁委託事業の「伝統文化こども教室」にも取り組んだ。